自然薯採取と調理
自然薯と云えば、高級食材で知られ、買うとなると結構な値がしますので、普通では、中々食べる事の出来ない食材でないかと思いますが・・・

山里近くに住んでいる人でしたら、其処らの山林に行けば幾らでも自生している事も知っていますから、採取するにはちょっと面倒ですけど、自然薯、山芋と云いますけど、簡単に手に入る事の出来る食材で無いかと思います。

収穫時期は、丁度、この時期10月末?12月中旬、木枯らしで、葉が落ちますので、紐なんかで目印を予め付けておけば、2月頃まで採取は出来るかも知れません。

葉の特徴は、ちょっと指で邪魔してますけど、ハート型してます。

似た様な、葉がありますので、注意は必要ですが、細長くハート型、そして、蔓には、零余子と云った芋の子が付いていますので、其れが自然薯の蔓の特徴として、見分けが出来ます。
蔓を見つけたら、今度は何処から生えているかを辿って行きましょう。

掘って行くわけですので、周辺に木等、邪魔になるものが無い事を確認しましょう。

木が邪魔するケースと、木の根が後々邪魔になるケースと御座いますから、十分注意して下さい。

蔓の傍に、スコップで印を付けたら、周りの草木を除き、蔓の下1m程前から掘って行きます。

傾斜のある場所を選べば、深くまで掘る事も軽減されるので、少しは楽ですよ。

更に、自分が掘る場所は、下が粘土岩盤になっていますし、自然薯がある程度の場所から横に生えているので、この場所は楽に採取が出来ます。

自然薯掘りと云ったら、下手したら1m?2mは掘らなきゃ採取出来ない事もあると云いますので、其れを思えばラッキーな場所、毎年、お世話になっています。
木の根、石、岩盤と自然薯が素直に生える事が出来ない環境ですので、この様になっていますけども、味には問題ありません。
自然薯とは関係ないですが、傍に山椒が生えていました。

此れはどの様に料理するのか分りません。

乾燥させて、擂鉢で粉にしたら、調味料として使えそうですね。
アケビも時期です。

いいアケビは此れだけでした。

殆ど野鳥の餌食になったものがばかりでした。
自然薯を持ち帰ったら、流水で土を洗い流して、表面被はスプーンで削ります。

この後、擂鉢で擂るのもよいですが、ミキサーにかければあっという間に、トロロが出来上がります。

予め、カツオ出汁を湯で溶いたものを入れて、ミキサーします。
自然薯のトロロの完成です。

御飯にかけて美味しく召し上がれました。

自然薯の効能については、本当にあらゆる面で良いとの事で知られてますので、是非、掘る事も健康に良いし、食せば薬となりますから、暇潰しの一環ですけど、年に一度は食べたくなるものですので、試してみては如何かなと思います。

効能について詳しくは ■ 自然薯の効能
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